Public Services and Welfare

暮らしを支える、行政・福祉事業

どのまちでも、LGBTQも安全に暮らせる社会へ

精神障害があるLGBTQの生活や生活困窮等の状況にあるLGBTQを支援するため、日本発のLGBTQフレンドリーな就労移行支援事業所(障害福祉サービス)の運営や、自治体施策への伴走、自治体職員/福祉職の育成を行います。

取り組む課題

メンタルヘルスや生活困窮の割合が高いLGBTQですが、福祉を安全に利用できていない

職場でハラスメントにより精神障害になり退職した際、障害福祉サービスを利用した。管理者にのみ、退職の経緯とともにセクシュアリティを伝えたら、勝手に他の支援者に伝えられ、不信感により病状が悪化し、利用ができなくなった。

レズビアン

生活保護開始時に、お金がかかるためホルモン治療をやめるように言われた。行政職員や福祉サービスの担当者もあまりにも知識や理解がなく、必死で治療の必要性を伝えても、誰一人として理解してくれず、失望した。

トランスジェンダー女性

学齢期のいじめや就労における困難は、メンタルヘルス悪化や低所得にも繋がっています。
しかし、安全網であるはずの行政・福祉サービスを安全に利用できず、孤独孤立や自死に繋がっています。

LGBTQの精神障害経験
(過去10年)

41% *1

LGBTQの生活困窮経験
(過去10年)

46% *1

LGBTQの行政・福祉サービスでの困難経験

78% *1

  1. 認定NPO法人ReBit(2023)「LGBTQ医療福祉調査2023」

ReBitの取り組み

行政のLGBTQ・ダイバーシティ施策に伴走し、LGBTQにとっても安心できるまちづくりを支援しています。また、精神・発達障害のあるLGBTQが安心して利用できる福祉サービスを提供し、暮らしを支えています。

暮らしの現状を明らかにする

行政・まちづくりへの伴走

安心できる福祉の運営

福祉機関の支援と伴走

01暮らしの現状を明らかにする

行政施策に関する調査研究や、LGBTQの医療・福祉の現状調査、福祉職の意識調査など、LGBTQと暮らしに関する多岐にわたる調査を実施しています。

02行政・まちづくりへの伴走

LGBTQも安全に暮らせるまちづくりを目指し、行政のLGBTQ・ダイバーシティ施策へのアドバイジングや伴走を行っています。自治体職員向け研修、担当者向けの資料提供、勉強会の実施などに取り組んでいます。

03安心できる福祉の運営

日本初のLGBTQフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア」を東京都渋谷区と大阪府大阪市で運営しています。精神障害や発達障害のあるLGBTQも、自分らしく働き暮らせる社会を目指し、就労支援に取り組んでいます。

04福祉機関の支援と伴走

福祉サービスがLGBTQも安心して利用できるものとなるよう、支援者の養成を目的とした研修や、事業所運営を支える資材の作成に取り組んでいます。

支援者や利用者の声