NEWS お知らせ

11月20日は「トランスジェンダー追悼の日」

11月20日は、「トランスジェンダー追悼の日(Transgender Day of Remembrance / TDoR)」です。

望まないかたちで命を落としたトランスジェンダーの方々を追悼し、トランスジェンダーについての認識を深め、関心を高めることを目的とした日です。

また、11月20日までの1週間は「トランスジェンダー認知週間(Transgender Awareness Week)」ともなっており、トランスジェンダーの人々やコミュニティに関する理解を促進する活動が行われます。

🏳️‍⚧️トランスジェンダーとは?

「トランスジェンダー」とは、性自認(自分が認識している性別)と、生まれた時に医師などによって割り当てられた性別が異なる人のことを意味し、LGBTQの「T」にあたる言葉です。性自認と割り当てられた性別が一致している人は「シスジェンダー」と呼ばれます。

トランスジェンダーの中にも、自身のあり方やアイデンティティは多様です。性別移行を望む人もいれば、望まない人もいます。

📚 多様な性や生き方を、絵本を通じて学んでみませんか

トランスジェンダー追悼の日を機に、子どもから大人まで、多様な性のあり方について学び、考えるきっかけとなる絵本をご紹介します。

1. くまのトーマスはおんなのこ
くまのトーマスは、生まれたときは男の子として扱われましたが、自分は女の子だと感じています。それを打ち明けたら、大好きなエロールは、もう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。カミングアウトをめぐる気持ちと、周囲が主人公のあり方を理解し、受け入れる過程も描かれ、子どもたちが「自分らしさ」や「友だち」について考えるきっかけを与えてくれます。全編ひらがなとカタカナで、子どもでも読みやすい1冊です。

2. ジュリアンはマーメイド
ジュリアンは、マーメイドが大好きで、自分もマーメイドになりたいと強く願います。身近なものでマーメイドに変身しようとするジュリアンと、おばあちゃんのやり取りを通じて、「ありのままの自分」を大切にすることについて考えられる1冊です。
ニューヨークのコニーアイランドで毎年行われるパレードが舞台です。LGBTQのテーマだけでなく、ジェンダーにとらわれず、自分の気持ちを大切にすることが描かれています。カラフルで美しい絵も魅力です!

3. じぶんであるっていいかんじ
「じぶんがじぶんであること」、つまり、アイデンティティの中には、ジェンダーに関するアイデンティティもあります。男の子もいれば、女の子もいる。どちらでもある子もいれば、どちらでもない子もいる。男の子と女の子のあいだの子もいる。やさしい言葉で「ジェンダーのアイデンティティ」の多様性が描かれている1冊です。「みんなちがって、みんないい」というメッセージを根底に、トランスジェンダーに限らず、あらゆる個性を持つ人が「自分らしくあること」の素晴らしさと、それを認め合うことの大切さを教えてくれます。

🌟 ReBit翻訳・監修の絵本が12月発売予定!

既存の絵本に加え、ReBitが翻訳・監修を手がけた、ジェンダー平等・公平、そして多様性について考える絵本3巻が12月に発売される予定です。子どもたちが自分らしく、そして他者の多様性を認め合えるようになるためのメッセージが込められています。詳細については、ReBitのWEBやSNSにて順次お知らせしますので、ぜひご注目ください。

🕊️ ReBitの活動を「ふるさと納税」で支援する

ReBitは、トランスジェンダーを含むすべてのLGBTQの子ども・若者が、自分らしく学校生活や社会生活を送れるよう、研修や教材開発、キャリア支援などの活動を行っています。

ReBitへのご寄付は、ふるさと納税を通じて行うことができます。いただいたご寄付は、すべての子ども・若者が「自分らしく」いられる社会の実現に向けた活動に大切に活用させていただきます。

🌈 すべての人が自分らしく暮らせる社会へ

トランスジェンダー追悼の日は、悲しい出来事を記憶し、追悼する日であると同時に、トランスジェンダーの人々が直面する困難や不当な扱いについて改めて考え、行動を起こすきっかけとなる日です。

ReBitは、トランスジェンダーを含むすべてのLGBTQの子ども・若者が、自分らしく学校生活や社会生活を送れるよう、研修や教材開発、キャリア支援などの活動を通じて、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現を目指しています。

トランスジェンダー追悼の日が、多様な性や生き方について知り、考え、すべての人にとって公平で安全な社会をつくるための一歩となることを願っています。