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LGBTQ分野に取り組むユースリーダーシッププログラム「diverseeds2025」

「diverseeds」とは?

diverseeds(ダイバーシーズ)は、LGBTQ分野に取り組むユースリーダーの挑戦を応援するプログラムです。
2018年の開始以来、「未来に多様性のタネをまこう」という想いのもと、これまでに60名のユースリーダーの取り組みを支援してきました。
本年度は、UNESCO(国連の教育・科学・文化機関)と協働し、LGBTQに取り組むユースリーダーを応援します。
取り組むプロジェクトは、学校や地域での居場所づくり、授業・イベント等の啓発活動、動画やコンテンツ制作・配信、パレードの開催など、LGBTQに関する取り組みであれば、テーマや形式は自由です。

本プログラムを運営する認定NPO法人ReBitも、16年前に学生サークルとして設立されました。
当時20歳だった代表は、「やりたいことはたくさんあるけど、やり方もわからないしお金もないし、どうしよう..」と困ったり孤立することが多かったです。そうしたなかで大きな力になったのが、同世代とのつながりと、少し先を歩く先輩たちとのつながりでした。
diverseedsは、そうした経験をもとに、次の7ヶ月間(2025年9月〜2026年3月)にわたって多様な未来を願うあなたの一歩を多様な挑戦を、diverseedsは全力で応援します。

2025年7月25日に申請は終了いたいました。大変多くの申請を頂きありがとうございました。
採択団体一覧表を公開いたしました。(2025年9月11日)

diverseedsメンターのご紹介

加藤麻衣

1994年岩手県盛岡市生まれ。岩手大学在学時にLGBTQ+関連の活動を開始。卒業後は岩手初のプライドパレード「いわてレインボーマーチ」を開催。25歳で盛岡市議会議員選挙に出馬し当選。公約の「盛岡市パートナーシップ・ファミリーシップ制度導入」を果たした。市議を1期務め、現在は主に合同会社ホームシックデザインでプロジェクトマネージャーとして働いている。

古堂達也

大学在学中よりLGBTQ+や多様な性に関するイベント企画や研修講師などに携わる。現在は2つの大学でジェンダー・セクシュアリティに関する専門職員として、コミュニティスペース運営、専門相談、イベント企画に従事。また、一般社団法人にじーずスタッフとして、2018年よりLGBTQ+ユースのための居場所づくりをおこなう。

まつり

埼玉県出身。2013年から都内にてLGBTQに関する発信活動や居場所づくりに関わり、大学では学校現場での当事者の経験に関して修士論文を執筆。現在は企業にてDE&I推進や人材開発に関わる傍ら、キャリアコンサルタントとしてLGBTQや障がいのある方のキャリア相談、ユースワークを継続している。

diverseedsアドバイザーのご紹介

小野アンリ Anri Ono (they/them)

Proud Futures 共同代表、プライドハウス東京ユース事業部マネージャー、明石市LGBTQ+/SOGIE施策アドバイザー。福岡で大学在学中にLGBTQ+に関する啓発や居場所づくりの活動をスタートし、2012年に仲間と共に24歳以下のLGBTQ+の子ども・若者をサポートする団体FRENSを設立。専門分野は、LGBTQ+の子ども・ユース支援と学校DE&Iで、これまで数多くの学校や自治体、専門職への研修や連携、子どもやユースへの支援に取り組んできた。2020年Proud Futuresを発足。2021年から東京に拠点を移し、プライドハウス東京にてLGBTQ+ユースのサポート事業やDE&I推進事業に携わる。

金山桃

日本生まれフランス育ち。ヨーロッパとアジアで豊富な経験を積む。2009年にLVMHグループに入社し、その後ロレアルグループでも活躍。2022年にLVMHジャパンに入社し、2025年7月まではLVMHフレグランスブランズ株式会社にてパルファム ジバンシイおよびケンゾーパルファムのジェネラルマネージャー兼代表取締役社長を務めていた。D&I、特にLGBTQ+の活動に注力し、サステイナブルな未来の構築に貢献している。

貴田 守亮

1994 年、カリフォルニア大学音楽部ピアノ課で学士号を取得。96 年にカリフォルニア州立大学サンフランシスコ校で経営科学修士号を取得。1996 年、EY ニューヨーク事務所に入所。米国公認会計士として、米国企業や日系企業の在米 子会社・在欧子会社の監査などを担う。2007 年にパートナー昇格。ロンドン、シリコンバレーなどでの勤務を経て、2016 年に東京に赴任。2019年からCOO。2021年 7 月EY Japan CEO、2025年7月にEY Asia East マネージング・パートナーに就任。
「Outstanding LGBT+ Role Model Lists」の「LGBT+ Executives」部門において、日本初の殿堂入りを果たした。

杉山文野

1981年、東京都生まれ。フェンシング元女子日本代表。トランスジェンダー。早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了。2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、現地でさまざまな社会問題と向き合う。日本初となる渋谷区・同性パートナーシップ制度制定に関わり、日本最大のLGBTQ+プライドパレードを運営するNPO法人東京レインボープライドの顧問や、2021年6月からは日本オリンピック委員会理事、日本フェンシング協会理事も兼任。パートナーとの間に2児をもうけ、精子提供者である友人と共に3人親として子育てを行う、新しいファミリーのスタイルも話題となった。著書に『元女子高生、パパになる』(文藝春秋)など。HP  https://fuminos.com/

原 ミナ汰 (Xジェンダー/ノンバイナリー)

昭和31年生まれ。幼少期から男女の境界辺りで生きてきた。自分自身を受け入れカミングアウトできたのは20代後半。翻訳通訳業の傍ら、レズビアンのピアサポート、性暴力・性虐待サバイバーの自助グループ活動などを経て、2008年から性的マイノリティ向けの相談事業を開始。現在はジェンダー・セクシュアリティの視点をもった相談・社会福祉サービスの全国平準化を目指し、自治体職員や相談員向けに「性の多様性」研修やスーパーバイズを実施している。現職:
特非)共生社会をつくる性的マイノリティ支援全国ネットワーク共同代表理事 https://kyouseinet.com/member/一社)SOGIE相談・社会福祉全国協議会代表理事、「つながるにじいろonライン」LINE相談チーフSV https://sogie-j.org/tsunaniji/

東由紀

ニューヨーク州立大学卒業後、外資系と日系の金融機関で営業とマーケティングに携わった後、2013年に人事にキャリアチェンジ。野村證券で人材開発、タレントマネジメントとダイバーシティ&インクルージョンを担当し、アクセンチュアの人材開発部長を経て、2020年より同社。人材開発部長、社長補佐を経て、2023年9月より現職。中央大学大学院戦略経営修士、職場におけるLGBTアライと施策の効果について研究。Allies Connectの代表として、LGBTQアライと企業施策に関する講演・執筆活動を行う。NPO法人東京レインボープライド 理事、著書・共著:「法律家が教えるLGBTフレンドリーな職場づくりガイド」法研、「LGBTをめぐる法と社会」日本加除出版

新着情報

diverseedsで得られること

あなたのプロジェクトとリーダーシップを、資金面・学びの面の両方から応援します。

資金的支援プロジェクト助成金(最大20万円)を支給します。あなたが学校・地域等で実施したいプロジェクトにご活用ください。
非資金的支援1. オンライン研修(6回程度):UNESCOが開発したLGBTQ/アライ・リーダーシップ研修に加え、国内の第一人者による講義を通して、あなたのリーダーシップの成長を応援します。
2. メンタリング(月1回程度):LGBTQ分野に取り組む官民産学で活躍する先輩たちが、メンターとしてあなたのプロジェクトを伴走支援します。
3. 東京での対面合宿と報告会(3月予定):全国の参加者が集まり、報告会を兼ねた研修を実施。LGBTQ団体やロールモデルとの貴重な出会いの場になります(※交通費・宿泊費は主催者負担予定)。
4. 同世代リーダーとの横のつながり:多様な背景をもつ仲間たちと出会い、語り合い、刺激を受けながら、ともに歩んでいく関係が生まれます。

本助成事業の概要

事業期間2025年9月1日〜2026年3月31日まで(7ヶ月)
対象地域全国
採択予定数5〜10プロジェクトを採択想定
対象となる人・チーム学校や地域などの場で、LGBTQに関する啓発活動や居場所づくり等のプロジェクトに取り組んでいるチームもしくは個人を対象としています。
チームの中心メンバーは、18〜27歳くらいの方を想定しています。この年齢層であれば、学生・社会人を問わず参加可能です。また、27歳以上であっても、学生であれば参加可能です。(※ただし、高校生は対象外となります。)

・応募は1チーム3名以上を推奨していますが、人数の上限はありません。
・個人での応募も可能です。
1チーム
あたりの
助成額
3万円〜20万円(助成総額100万円)

※プロジェクトに必要な金額を申請ください。採択プロジェクト数により、助成金額を調整いただく場合があります。
※対象となる経費は、プロジェクト実施に必要な費用です。諸謝金、保険料、旅費、消耗品費、印刷製本費、会議費、通信運搬費、雑役務費、借料、委託費、備品費等。
対象となるプロジェクト学校や地域などで、LGBTQに関する啓発や居場所づくりに取り組むプロジェクトであれば、どんな内容でも応募OKです。
これまでやってきたことも、これからやりたいことも。
あなたらしいアイデアで、学校や地域を変える一歩を踏み出してください。

たとえば、こんなプロジェクトも歓迎します:
・学校や地域で、LGBTQに関する授業やイベントを企画・実施する
・LGBTQやアライの仲間がつながれる交流の場をつくる
・SNSを活用して、LGBTQに関する情報発信や動画配信をする
・学校や自治体などに対して、LGBTQに関する提言活動を行う
・地域や身近な人たちの声を集めた調査やインタビューを実施する
・ポスター、リーフレット、缶バッジなど、啓発物やグッズの制作・配布 等

具体的な企画内容が未定でも応募可能です。あなたの「やってみたい!」を応援します。

プログラム日程

キックオフイベント/説明会2025年7月4日(金)19:00〜21:00(20時半以降の交流会自由参加)
※終了しました。録画の視聴を希望の方はこちらよりお申し込みください。
オンライン研修・1回目:9月2日(火) 13:00〜17:00
・2回目:9月9日(火) 9:00〜13:00
・3回目:9月18日(木)17:00〜21:00
・4回目:9月23日(火・祝)9:00〜13:00
・5回目、6回目:10月〜2月のなかで2回実施します。
プロジェクト伴走企業・教育・行政・NPO等でLGBTQ分野に取り組むメンターによる、グループでのオンラインメンタリング(月1回程度)
東京合宿・報告会2026年3月7日(土)・8日(日)を予定
報告書の提出2026年3月末

※上記の支援内容は、本事業の大きな特徴であるとともに、助成決定後にご参加をお願いするプログラムの一環でもあります。原則としてすべての内容への参加が必須となりますが、やむを得ず欠席される場合には、後日動画等によるフォローも可能です。

用意できること、できないこと
・研修は、日本語で行います。
・オンライン研修に参加するための機材(パソコンやWi-Fi等)の貸与は行っておりません。お手数ですが、各自でご準備をお願いいたします。
・できる限りインクルーシブな環境を一緒につくっていきたいと考えていますので、特別な配慮やサポートが必要な場合は、申請時にご記入ください。ただし、対応可能なこと・難しいことがありますので、ご申請内容に基づき、私たちがご提供できる対応を事前にご案内いたします。その上で、選考への参加を続けるかどうかをご自身でご判断いただく形となります。

応募について

申請締切:2025年7月25日(金)17:00 ※日本時間

※申請書類を以下の指定のGoogleフォームにてご提出ください。提出が遅れた場合は、受け付けができないことをご了承ください。
記入項目はこちらダウンロードして、申請の準備にご活用ください。
※審査基準は、募集要項をお読みください。

申請内容・審査申請:2025年7月25日(金)17:00まで
申請内容:上記指定のGoogleフォームに登録

1次:書類審査
2次:面談審査
1次審査を通過したチームは、【8月4日〜8日】に2次審査としてオンライン面談をします。チームメンバーの紹介とプロジェクトを説明いただいた上で質疑応答をします。
※場合によっては追加でのヒアリングをさせていただく可能性があります。
結果通知2025年8月中旬にメールで通知します。

連絡先

主催:認定NPO法人ReBit
協働:UNESCO(国連教育科学文化機関)

賛同・協力:青山学院大学スクーンメーカー記念ジェンダー研究センター関西学院大学人権教育研究室、国際基督教大学ジェンダー研究センター、筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局津田塾大学、東京大学多様性包摂共創センター(IncluDE)、東京都立大学ダイバーシティ推進室、日本女子大学、法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター(DEIセンター)、早稲田大学スチューデント・ダイバーシティ・センタージェンダー・セクシュアリティ・センター(GSセンター)

公募期間:2025年6月26日(木)~7月25日(金)17:00
お問い合わせ先:diverseeds@rebitlgbt.org

※お問い合わせは、電話では受け付けておりません。
メールへのご返信には3営業日程度お時間をいただくことを、あらかじめご了承ください。