2025年を迎えました。
新年を迎えられたのも、日頃よりご支援いただいている皆さまのおかげと、心よりお礼申し上げます。

2024年は、ReBit設立15周年・法人化10周年という節目の年となりました。それに伴い、団体のビジョンステートメントを「LGBTQもありのままで大人になれる社会へ」から「LGBTQもありのままで未来を選べる社会へ」へと更新いたしました。誰もが「ちがい」によって選択肢を狭められることのない社会を目指し、引き続き活動を進めてまいります。団体のロゴやウェブサイトも刷新しましたので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
公式WEBサイト：https://rebitlgbt.org

また、2024年は小学校の保健体育の全教科書にLGBTQが掲載された記念すべき年となりました。ReBitもいくつかの教科書に編集協力や資料提供で関わることができ、 念願叶い、義務教育において全ての子どもたちがLGBTQについて学ぶ環境がついに実現しました。本年2月には、皆さまからのご支援をいただき開発している、学校での相談支援や環境づくりをサポートする教材キットを公開予定です。ぜひご期待ください！

さらに、「まちづくり」にも注力した1年でした。3月には自治体向けの「自治体LGBTQ/SOGIEできることハンドブック」を公開し、100を超える自治体の取り組みに伴走させていただきました。自治体職員の皆さまに向けた定期的なオンライン勉強会も実施しており、全国の素晴らしいお取り組み事例が各地に広がるきっかけとなればと願い、2025年も継続予定です。

また、福祉事業も少しずつ成長を遂げています。精神障害や発達障害があるLGBTQの方々も安心して利用できる就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア」は、東京渋谷区のセンターが4年目、大阪天満橋のセンターが2年目を迎えました。毎週実施している無料キャリア相談は、全国各地から多くのご利用があり、ニーズの高さを実感しています。

2025年も「LGBTQもありのままで未来を選べる社会」を目指し、団体名の由来である「少しずつを何度でも」を大事に邁進します。本年もぜひ共に進んでいただければ幸いです。

なお、弊団体は1月6日（月）より通常活動を再開いたします。メールにて恐縮ではございますが、皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

認定NPO法人ReBit
代表理事　藥師実芳