
毎年9月23日は「バイセクシュアル・デー」です。
バイセクシュアルについての認識を広め、関心を高めることを目的とした日です。この1日は「バイセクシュアル・プライドデー」や「バイセクシュアル・ビジビリティデー」とも呼ばれ、「ビジビリティ(visibility)」には「可視化」という意味があります。また、9月23日を含む9月16日からの1週間は「バイセクシュアル・ウィーク」とされています。
バイセクシュアルと「バイ・イレイザー(消去・存在の不可視化)」
バイセクシュアル(Bisexual)とは、複数の性別に対して性愛感情や恋愛感情を抱く人のことを指します。
バイセクシュアルの人たちは、社会の中で「異性と付き合っているときは異性愛者」「同性と付き合っているときは同性愛者」と決めつけられてしまったり、「一時的な迷いではないか」「好きになる相手を選べないだけではないか」といった偏見や誤解に向けられたりすることがあります。このように、バイセクシュアルの存在が見えにくくされたり、否定されたりすることを「バイ・イレイザー(Bi Erasure:バイセクシュアルの消去)」と呼びます。
「バイセクシュアル・デー」は、そうした偏見をなくし、バイセクシュアル当事者の存在や多様な愛・性のあり方を正しく理解・祝福するための大切な機会です。
多様性を象徴する「バイセクシュアル・フラッグ」の意味
LGBTQのシンボルフラッグといえば6色のレインボーが広く知られていますが、バイセクシュアル自体にも独自のシンボルフラッグが存在します。
上から「マゼンダ」「ラベンダー」「ブルー」の3色で構成されており、それぞれの色には以下の意味が込められています。
- マゼンダ(ピンク):同性への関心・感情
- ブルー:異性(異なる性別)への関心・感情
- ラベンダー(紫色):マゼンダとブルーが混ざり合った色であり、2つ以上の性別への関心・感情(または性別にとらわれない愛)
このフラッグは、バイセクシュアルコミュニティのプライドと可視化のシンボルとして、イベントやアライ活動の場で親しまれています。
私たちにできるアクション(アライアクション)

すべての人が自分らしく暮らせる社会づくりのために、今日から始められる身近な「アライアクション(理解し、行動する)」をご紹介します。
- 知る・学ぶ:本や記事、信頼できる情報を通じて、バイセクシュアルや「複数の性別を好きになるセクシュアリティ(パンセクシュアルやポリセクシュアルなど)」についての経験や声に触れてみる。
- 決めつけを避ける:「パートナーが男性/女性だから異性愛者/同性愛者だろう」と一方的に決めつけず、相手のアイデンティティや多様な性のあり方をそのまま尊重する。
- バイ・イレイザー(否定や消去)に気づく:「本当はどっちなの?」「一時的なものでは?」といったバイセクシュアルに対する偏見や誤解を含む発言を聞いたとき、違和感を持ち、バイアスに気づく姿勢を大切にする。
- ポジティブに話題に出す:LGBTQに関連するニュースや、今日のような記念日について、家族や友人と「今日はバイセクシュアル・デーなんだって」とポジティブな話題として共有してみる。
一人ひとりの小さな変化や理解が、誰かの「過ごしやすさ」につながります。この「バイセクシュアル・デー」が、多様な性と生き方について知り、自分にできることを考えるきっかけになれば幸いです。