毎年7月14日は「国際ノンバイナリーデー」です!3月8日の「国際女性デー」、11月19日の「国際男性デー」の中間の日に位置づけられています。
「バイナリー」は元々「二進法」や「二つの」を意味する言葉で、ジェンダーというテーマにおいて使われる場合(ジェンダーバイナリー)は、性別を「男性」か「女性」の2つでとらえる考え方のこと。「ノンバイナリー」は、「バイナリー」に否定の接頭辞である「non」がついた言葉。「二分ではない」「二項対立ではない」という意味で、男女二元制にあてはまらないあり方のことを指します。
レインボーフラッグがLGBTQの象徴となっているように、ノンバイナリーにもプライドフラッグがあります。上からイエロー、ホワイト、パープル、ブラックの4色で構成され、イエローは性自認が男性/女性に当てはまらない人々を、ホワイトは複数の性別を持つ人々を、パープルは男性と女性の両方の性別を持つ人々を、ブラックは無性別(性別がないと感じること)の人々を表していると言われています。
参照:https://queerintheworld.com/non-binary-pride-flag/
最近は、公的書類における性別表記においても、「男女どちらか」以外の選択肢が示される場面も増えてきました。例えば、インド、パキスタン、オーストラリア、ドイツ、ニュージーランド、カナダなどの国々では、パスポートや出生証明書などの性別欄においてノンバイナリーを選択することができるようになっています。
「国際ノンバイナリーデー」が、多様な性や生き方について知り、考えるきっかけになればと思います。