お知らせ
2023/04/27

【調査報告】「学校における性的指向・性自認に係る取り組み及び対応状況調査(2022年度)」結果公開



認定NPO法人ReBit(以下、ReBit)は『学校における性的指向・性自認に係る取り組み及び対応状況調査』を実施しました。
小学校高学年から大学生12,162名と、教職員1517名の回答より明らかになった、学校でのLGBTQの取り組みや対応に関する主要なデータと、自由回答に寄せられた具体性のある声を発表します。
調査の目的は学校における性的指向・性自認に係る取り組み及び対応状況を明らかにすることで、全ての学校がLGBTQの子どもにとっても、安心・安全な環境になることを目指しています。

本調査から、
(1)LGBTQに限らず全ての子どもたちにとって、性の多様性について小学校、特に低学年までに教わる機会があること
(2)性の多様性が尊重される学校環境づくりがされること
(3)安心してLGBTQについて相談できる人・場があることが重要であること
(4)教職員の研修等でのLGBTQに関する学びの経験が、LGBTQや性の多様性について教える力・環境を整える力・相談対応をする力を育むことが示されました。

一方で、教員養成課程でのLGBTQに関する学びの経験は僅か13%であることもわかりました。教職員の継続的な学びの機会提供が急がれるとともに、学校・教育委員会・行政等が連携して取り組みを進めることが重要であると言えます。



【調査報告】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000047512.html

本調査は、教職員調査は1517名からご回答いただき、うち有効回答1515名を分析しました。
また、生徒調査は12,162名からご回答いただき、うち有効回答12,162名を分析しました。
なお、本調査のデータ入力作業の一部は、株式会社セールスフォース・ジャパンの従業員有志によるボランティア活動の一環として実施いただきました。
(回答者の個人情報はセールスフォース・ジャパンへ提供しない形で入力をいただいています。)
2022年6月1日(水)〜2023年3月31日(金)に、ReBitが実施した出張授業先の学校や行政等のうち同意を頂いた機関にて、教職員と生徒(小学校高学年〜大学)を対象とした調査を実施したものです。
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